「みんなの」ふるさと
日本各地で過疎化が進んでいる。 若者は就職先を求めてふるさとを離れ、さらに、少子高齢化の影響も大きく、人口は減り続けている。 そうした状況で、過疎化の流れを止めることはできないとしても、何らかの手を打たないことにはということで、地方自治体と地域の人たちがひとつになって、新しいふるさと作りの運動を続けている村がある。 都会からおおぜいの人たちがやって来る楽しい場所、「みんなのふるさと」を作って、地域の活性化を目指そうという運動である。
そこでは、数人の若い人たちが、古くなった建物を使って昔の農村の生活を見せる場所を作ろうと呼びかけた。 昔の生活を知らない小学生や中学生に来てもらって、日本のことを知ってもらおう、そうなれば村の活性化にもつながると考えてのことだった。 古い建物の中には、 昔の服を着せた人形を並べて、 周りには古い時代に使われたさらなどのいろいろな物を並べる予定だった。
ところが、考えてもいなかったことが起こった。 若い人たちの呼びかけに促され、初めは、近所を回って残っている古い物を集めていただけのお年寄りが、人形ではなく自分たちが昔の服を身につけて、建物に来た人たちに自分たちの経験を話すのはどうかと言ってきた。 それだけではない。 その地域だけで昔から作られているやさいを使って伝統料理を出すレストランをやってみてはどうだろうと言う女性や、おみやげを売る店を作りたいと言うグループも出てきた。
「みんなのふるさと」 を作る運動が新聞やテレビで紹介されたことがきっかけになって、足を運んでくれる人が増え始め、今では土曜、日曜に押し寄せる人の波を自分たちだけでは扱えないほどになった。 地域の人たちはみんな、「こんな結果になるとは、夢にも思っていませんでした」と言う。 「お年寄りや若い人がひとつになって、村全体の生活に勢いが出てきた。来てくださる人にとっても私たちにとっても、言葉の通り 『みんなの』 ふるさとになった」 と、 村の人たちの誰もがうれしそうに話している。
そこでは、数人の若い人たちが、古くなった建物を使って昔の農村の生活を見せる場所を作ろうと呼びかけた。 昔の生活を知らない小学生や中学生に来てもらって、日本のことを知ってもらおう、そうなれば村の活性化にもつながると考えてのことだった。 古い建物の中には、 昔の服を着せた人形を並べて、 周りには古い時代に使われたさらなどのいろいろな物を並べる予定だった。
ところが、考えてもいなかったことが起こった。 若い人たちの呼びかけに促され、初めは、近所を回って残っている古い物を集めていただけのお年寄りが、人形ではなく自分たちが昔の服を身につけて、建物に来た人たちに自分たちの経験を話すのはどうかと言ってきた。 それだけではない。 その地域だけで昔から作られているやさいを使って伝統料理を出すレストランをやってみてはどうだろうと言う女性や、おみやげを売る店を作りたいと言うグループも出てきた。
「みんなのふるさと」 を作る運動が新聞やテレビで紹介されたことがきっかけになって、足を運んでくれる人が増え始め、今では土曜、日曜に押し寄せる人の波を自分たちだけでは扱えないほどになった。 地域の人たちはみんな、「こんな結果になるとは、夢にも思っていませんでした」と言う。 「お年寄りや若い人がひとつになって、村全体の生活に勢いが出てきた。来てくださる人にとっても私たちにとっても、言葉の通り 『みんなの』 ふるさとになった」 と、 村の人たちの誰もがうれしそうに話している。