Lesson 20 – Reading

Vocabulary

No.WordMeaning
1衛生えいせいhygiene; sanitation
2義務ぎむduty; obligation
3にぎto grasp; to grip
4かたhard; firm
5口当くちあたりtexture; mouthfeel
6素手すでwith bare hands
7わりに(は)considering; for
8すんなり(と)smoothly; easily
9みとめるto acknowledge; to admit
10まないたcutting board; chopping board
11どころがあるworth seeing; noteworthy
12やとto hire; to employ
13~にあたってon the occasion of; when undertaking
14見習みならapprentice; trainee
15条件じょうけんcondition; requirement
16包丁ほうちょうkitchen knife
17sharpening; whetting
18刃先はさきblade tip; cutting edge
19さわto touch; to feel
20そこそこso-so; fairly
21ものになるto become successful; to turn out well
22あたまかたstubborn; hard-headed
23職人しょくにんcraftsman; artisan
24意地悪いじわるナ・ニmean; malicious
25仕方しかたがないit can't be helped; unavoidable
26わせcombination; assortment
27だしsoup stock; broth
28加減かげんスルto adjust; to regulate
29したざわtexture; mouthfeel
30あれやこれやthis and that; various things
31工夫くふうらすto devise; to think up
32むねto puff out one's chest; to be proud
33~にかぎらずnot limited to; not only
34色合いろあhue; shade
35染物そめものdyed goods; dyeing
36具合ぐあいcondition; state
37なめらかナ・ニsmooth; silky
38けずto scrape; to shave; to pare down
39けずり)げるto shave off; to cut up
40大工だいくcarpenter
41わざskill; technique
42~にかけてはwhen it comes to ~; as for ~
43けをto be inferior to; to be no match for
44こつknack; know-how
45ものづくりmanufacturing; craftsmanship
46家芸いえげいspecialty; forte
47なめるto lick; to mock; to savor

Reading

ものづくり 

   衛生上問題えいせいじょうもんだいがあるからと、うす料理用手袋りょうりようてぶくろ使つかうことが義務付ぎむづけられ、すしいとなひとたちが、それではすしがにぎれないとさわぎになった。外国がいこくでのはなしだが、すし独特どくとくかたすぎずやわらかすぎない口当くちあたりは、素手すででなければせないとうったえたらしい。さいわい、さわぎのわりにはすんなりと、特別とくべつ許可きょかたようだ。どういう理由りゆうみとめられたのかはらないが、時間じかんをかけてからだでものをおぼえることの大切たいせつさがみとめられたのであれば、うれしいことだ。
   わたしもすしをして40年近ねんちかくまないたまえっている。ときどき、わかはたらかせてほしいとってくる。どころのありそうな若者わかものには、やとうにあたって「しばらく見習みならいとして」という条件じょうけんで2かげつばかり包丁ほうちょうぎをしてもらう。しばらくはなにわないでおいて、れてきたころにわたしいだ包丁ほうちょう刃先はさきさわらせてみる。「どうだ、ちがうか」とうと、「たしかにちがう」とう。わたし包丁ほうちょう刃先はさきゆびかえさわり、そこそこげるようになるは、だいたいものになる。
   ならいのなかには、あたまかた職人しょくにん意地悪いじわるをしているとおももいるかもしれない。しかし、どうしても言葉ことばにして説明せつめいできなくて、それで、さわらせてみるより仕方しかたがないのだ。おきゃくさんによろこんでもらえるようにと、料理りょうりには、いろわせ、だしの加減かげん舌触したざわりと、あれやこれやに工夫くふうがこらされている。ひとひとつ、で、ゆびで、したおぼえてもらうのでなければ、一人前いちにんまえ料理人りょうりにんとして、むねって料理りょうりせるようにはなれない。みんなからだおぼえてもらうよりほかはない。
   料理りょうりかぎらず、不思議ふしぎ色合いろあいを伝統でんとう染物そめもの技術ぎじゅつ、そばをときちから具合ぐあい、なめらかにけずげる大工だいくのわざなど、「この技術ぎじゅつにかけては、だれにもけをらない」という職人しょくにんがいる。そのひとたちは、こつをおしえてくれとたのまれても言葉ことばにはしないはずだ。できないのだ。「ものづくり」は日本にほんのお家芸いえげいだとわれるが、けっしてそうだとはおもわない。世界中せかいじゅうどこへっても、言葉ことばにはできない、からだおぼえるよりほかにつかない職人しょくにんのわざがあるにちがいない。それが、「さわってみろ」「なめてみろ」とつたえられているのだ。
Translation of passage

答えましょう

A「ものづくり」を読んで、質問に答えましょう

    1. すしいとなひとたちは、どうして料理りょうりよう手袋てぶくろをすることをいやがったのですか。

    2. 特別とくべつ許可きょかたことについて、筆者ひっしゃはどうっていますか。

    3. 筆者ひっしゃはどんなひとですか。

    4. 見習みならいの若者わかものなにをさせますか。

    5. それはどうしてですか。

    6. 料理りょうりはどのようにおぼえるのですか。

    7. 言葉ことばつたえられないわざは、料理りょうりほかなにがあるとっていますか。

    8. 「さわってみろ」「なめてみろ」とって、なにつたえられているのですか。

  Translation – reference answers

B 友達と次のことを話してみましょう

    1. 「包丁ほうちょうげるようになるは、だいたいものになる」のはどうしてだとおもいますか。

    2. みなさんがっている「伝統的でんとうてき職人しょくにんのわざ」には、どんなものがありますか。

  Translation – reference answers