Marugoto N2 – Lesson 23: What “Read” Receipts Mean

Vocabulary

Vocabulary

WordMeaning
先述(せんじゅつ)aforementioned; previously mentioned
アプリapplication software
既読(きどく)read (message); already read
四六時中(しろくじちゅう)all the time; around the clock
(~に)陥(おちい)るfall into (~)
考案(こうあん)devise; plan
想定(そうてい)assumption; presume
反転(はんてん)reversal; inversion
駆使(くし)(する)make full use of; utilize

Grammar

Grammar


~ながら

While ~

◎ A somewhat dry way term that means something similar to「~のに」. Comes from the term's meaning of "doing two things at the same time."

1. 彼(かれ)の言(い)うことが正(ただ)しいと思(おも)いながら、つい反対(はんたい)してしまった。
     While what he's saying is right, I found myself opposing it.

2. 弟(おとうと)は、食事(しょくじ)の後(あと)に勉強(べんきょう)すると言(い)いながら、まだテレビを見(み)ている。
     While my little brother said he'd study after eating, he's still watching TV.


見受(みう)けられる。

Be seen

◎ There are similar terms such as 「見比べる: compare」「見間違える: mistake」「見逃す:overlook」and so on.

1. 彼(かれ)は何(なに)も知(し)らないと見受(みう)けられた。
     

2. 昨日(きのう)はかなり暑(あつ)かったですから、半袖(はんそで)の人(ひと)も多(おお)く見受(みう)けられました。
     

Reading

   たとえば近年(きんねん)は、先述(せんじゅつ)したコミュニケーション・アプリのLINE利用者(りようしゃ)が急激(きゅうげき)に増大(ぞうだい)し、その機能(きのう)の一(ひと)つである「既読(きどく)」表示(ひょうじ)のプレッシャーから、四六時中(しろくじちゅう)メッセージをチェックし続(つづ)けてしまう若者(わかもの)も目立(めだ)つようになっている。その結果(けっか)、LINE疲(づか)れと呼(よ)ばれる状況(じょうきょう)に追(お)い込(こ)まれるものも増(ふ)えている。このような状況(じょうきょう)に陥(おちい)りながら、それでも彼(かれ)らがネットへの接続(せつぞく)を断(た)ち切(き)れずにいるのは、日々の交友関係(ひびのこうゆうかんけい)から自分(じぶん)だけが外(はず)されるのではないかと不安(ふあん)に駆(か)られるからである。あるいは、一人(ひとり)でいるのはその人物(じんぶつ)には魅力(みりょく)がないからだと周囲(しゅうい)から思(おも)われはしないだろうかと不安(ふあん)に駆(か)られるからである。
   LINEの「既読(きどく)」表示(ひょうじ)は、東日本大震災時(ひがしにほんだいしんさいじ)の経験(けいけん)から、たとえ受信者(じゅしんしゃ)が返事(へんじ)を出(だ)せるような状況(じょうきょう)になくても、とりあえずメッセージを読(よ)んだことだけは送信(そうしん)者(しゃ)にわかるように考案(こうあん)された機能(きのう)である。★しかし、若者(わかもの)たちの多(おお)くは、むしろ「既読(きどく)」表示(ひょうじ)があるからこそ、返事(へんじ)をすぐに送(おく)らないと相手(あいて)に悪(わる)いと感(かん)じてしまう。アプリの開発側(かいはつがわ)の想定(そうてい)からすれば、見事(みごと)なまでに反転(はんてん)した使用法(しようほう)が見受(みう)けられるのは、何(なに)か具体的(ぐたいてき)な用件(ようけん)を伝(つた)えるための道具(どうぐ)としてではなく、つながっていることそれ自体(じたい)を確認(かくにん)しあうための道具(どうぐ)として駆使(くし)されているからである。

(土井(どい)隆義(たかよし)『変容(へんよう)する子供(こども)の関係(かんけい)(岩波(いわなみ)講座(こうざ)教育(きょういく)変革(へんかく)への展望(てんぼう)3)』岩波(いわなみ)書店(しょてん)より)

CHECK
Q1 「既読(きどく)」表示(ひょうじ)のプレッシャーとはどのようなことですか。
Q2 LINEはどのような道具(どうぐ)として使(つか)われていますか。

☞ Translation
   
たとえば近年(きんねん)は、先述(せんじゅつ)したコミュニケーション・アプリのLINE利用者(りようしゃ)が急激(きゅうげき)に増大(ぞうだい)し、その機能(きのう)の一(ひと)つである「既読(きどく)」表示(ひょうじ)のプレッシャーから、四六時中(しろくじちゅう)メッセージをチェックし続(つづ)けてしまう若者(わかもの)も目立(めだ)つようになっている。
For example, in recent years, as the users of the above-referenced Communication Apps Line rapidly increased, there is a noticeable issue among the young people keeping their eyes on their messages throughout the day, which is caused by the pressure from one of the Apps function - "read" icon.
その結果(けっか)、LINE疲(づか)れと呼(よ)ばれる状況(じょうきょう)に追(お)い込(こ)まれるものも増(ふ)えている。
As a result, there are an increasing number of peo-ple who are in a situation called LINE fatigue.
このような状況(じょうきょう)に陥(おちい)りながら、それでも彼(かれ)らがネットへの接続(せつぞく)を断(た)ち切(き)れずにいるのは、日々の交友関係(ひびのこうゆうかんけい)から自分(じぶん)だけが外(はず)されるのではないかと不安(ふあん)に駆(か)られるからである。
Despite falling into this situation, they are unable to sever the network connection, for fear that they would be the only one excluded from the daily circle of friends.
あるいは、一人(ひとり)でいるのはその人物(じんぶつ)には魅力(みりょく)がないからだと周囲(しゅうい)から思(おも)われはしないだろうかと不安(ふあん)に駆(か)られるからである。
That they would be thought as charmless if they stood aloof.

   
LINEの「既読(きどく)」表示(ひょうじ)は、東日本大震災時(ひがしにほんだいしんさいじ)の経験(けいけん)から、たとえ受信者(じゅしんしゃ)が返事(へんじ)を出(だ)せるような状況(じょうきょう)になくても、とりあえずメッセージを読(よ)んだことだけは送信(そうしん)者(しゃ)にわかるように考案(こうあん)された機能(きのう)である。
The LINE's "read" icon function was invented from the experience of the great east Japan earthquake, so that the sender would know that the message has been read, even if the recipient cannot reply.
★しかし、若者(わかもの)たちの多(おお)くは、むしろ「既読(きどく)」表示(ひょうじ)があるからこそ、返事(へんじ)をすぐに送(おく)らないと相手(あいて)に悪(わる)いと感(かん)じてしまう。
However, many young people feel they are being rude toward the sender unless they reply immediately, because of the "read" icon.
アプリの開発側(かいはつがわ)の想定(そうてい)からすれば、見事(みごと)なまでに反転(はんてん)した使用法(しようほう)が見受(みう)けられるのは、何(なに)か具体的(ぐたいてき)な用件(ようけん)を伝(つた)えるための道具(どうぐ)としてではなく、つながっていることそれ自体(じたい)を確認(かくにん)しあうための道具(どうぐ)として駆使(くし)されているからである。
The usage totally contrary to the apps developer is seen here, because it is not being used as a tool to convey important messages, but is used as a tool to just connect, and to feel connected.


(土井(どい)隆義(たかよし)『変容(へんよう)する子供(こども)の関係(かんけい)(岩波(いわなみ)講座(こうざ)教育(きょういく)変革(へんかく)への展望(てんぼう)3)』岩波(いわなみ)書店(しょてん)より)
(from Takayoshi Doi, Transforming Children's Relationships (Iwanami Lectures: Perspectives on Educational Reform, Vol. 3), Iwanami Shoten)


CHECK
Q1 「既読(きどく)」表示(ひょうじ)のプレッシャーとはどのようなことですか。
      What kind of pressure does the 'read' receipt create?
An 返事(へんじ)をすぐに送(おく)らないと相手(あいて)に悪(わる)いと思(おも)うこと。
      Thinking it would be rude to the other person if you don't send a reply immediately.

Q2 LINEはどのような道具(どうぐ)として使(つか)われていますか。
      How is LINE being used as a tool?
An  何(なに)か具体的(ぐたいてき)な用件(ようけん)を伝(つた)えるための道具(どうぐ)としてではなく、つながっていることそれ自体(じたい)を確認(かくにん)し合(あ)うための道具(どうぐ)として使(つか)われている。
      Rather than as a tool to convey specific matters, it is used to confirm to each other that they are connected.