Marugoto N2 – Lesson 20: Communication Skills (Part 1)

Vocabulary

Vocabulary

WordMeaning
柔軟(じゅうなん)(な)flexible
察知(さっち)(する)to detect; detection
交(か)わすexchange
煩(わずら)わしいbothersome; troublesome
世間話(せけんばなし)small talk; gossip
とりとめ(も)ないrambling; aimless
素知(そし)らぬfeigning ignorance
あたかもas if; as though
振(ふ)る舞(ま)うbehave
気(き)まずいawkward; uncomfortable

Grammar

Grammar


~かのよう(だ/な/に)

As if ~

◎ Expresses something that appears or feels to be a certain way even though it is not in reality. Often paired with adverbs such as 「まるで」「いかにも」and「あたかも」.

1. 彼女(かのじょ)はまるで、何(なん)でも知(し)っているかのように説明(せつめい)を始(はじ)めた。
     She began explaining things as if she knew everything.

2. 彼(かれ)は何事(なにごと)もなかったかのように振(ふ)る舞(ま)っていた。
     He acted as if nothing had happened.


~となると

If ~

◎ An expression that gives a hypothesis of "under these kinds of conditions" and offers a judgment.

1. 来週(らいしゅう)の月曜日(げつようび)が締(し)め切(き)りとなると、急(いそ)がないといけない。
     If she deadline is next Monday, I'm going to need to huny.

2. 彼(かれ)がいけないとなると、じゃ、誰(だれ)が行(い)くことになるんだろう?
     If he can't go, then who is going to go instead?

Reading

   コミュニケーション力(りょく)をはかる基準(きじゅん)としては、話(はな)す相手(あいて)が幅広(はばひろ)いという基準(きじゅん)も挙(あ)げることができる。だれか特定(とくてい)の人間(にんげん)としか話(はな)せないとなると、コミュニケーション力(りょく)は低(ひく)い。お母(かあ)さんとしか話(はな)すことのできない子供(こども)も、友達(ともだち)としか話(はな)せない若者(わかもの)、同年代(どうねんだい)・同性(どうせい)の仕事仲間(しごとなかま)としか話(はな)せない会社員(かいしゃいん)など、会話(かいわ)の相手(あいて)の幅(はば)が狭(せま)い人(ひと)はコミュニケーションが十分(じゅうぶん)ではない。老若男女(ろうにゃくなんにょ)と接(せっ)する機会(きかい)が多(おお)いほど、柔軟(じゅうなん)なコミュニケーション力(りょく)が養成(ようせい)される。幼児(ようじ)とはどんな話(はなし)をしたらいいのか、二十代(にじゅうだい)の女性(じょせい)とは、五十代(ごじゅうだい)の女性(じょせい)とは・・・・・といったように相手(あいて)によって話題(わだい)を変(か)えて、会話(かいわ)の糸口(いとぐち)を見(み)つけ出(だ)していくことができれば、コミュニケーション力(りょく)は相当高(そうとうたか)い。
   もちろん年齢(ねんれい)や性別(せいべつ)だけでは十分(じゅうぶん)ではない。相手(あいて)の置かれている社会的な状況や関心事(かんしんじ)を瞬時(しゅんじ)に察知(さっち)して、対話関係(たいわかんけい)を結(むす)ぶ。具体的(ぐたいてき)な状況(じょうきょう)としては、マンションのエレベーターで二人(ふたり)きりになった場面(ばめん)を考(かんが)えてみよう。五歳児(ごさいじ)と一緒(いっしょ)になったときに、「何階(なんかい)まで行(い)くの?」と聞(き)く程度(ていど)のことは普通(ふつう)だ。全(まった)く一言(ひとこと)も交(か)わさずに、過(す)ごすとすれば、コミュニケーションを煩(わずら)わしく思(おも)っていると判断(はんだん)していい。「どこの幼稚園(ようちえん)に行(い)ってるの?」や「今日(きょう)「ちびまる子(こ)ちゃん」やるよね、見(み)る?」といった話題(わだい)を振(ふ)ってみることができるかどうか。本当(ほんとう)にうまくやれば、十秒(じゅうびょう)ほどの間(あいだ)でも多少(たしょう)とも、心(こころ)の通(かよ)い合(あ)う会話(かいわ)を交(か)わすことはできる。
   世間話(せけんばなし)の効用(こうよう)というものがある。お天気(てんき)の話(はなし)から入(はい)り、とりとめもない世間話(せけんばなし)をする。そうすることで、お互(たが)いに素(そ)知(し)らぬふりをしているよりは、ずっと気持(きも)ちが楽(らく)になる。一緒(いっしょ)の空間(くうかん)にいて、相手(あいて)がそこにいることはわかっているのに、あたかも誰(だれ)もいないかのように振(ふ)る舞(ま)い合(あ)うーーーそうした気(き)まずい空気(くうき)を過(す)ごすよりは、ずっと世間話(せけんばなし)をして、気持(きも)ちを交(か)わし合(あ)って別(わか)れる。そのほうがずっと気分がいい。
   誰(だれ)とでもすぐに世間話(せけんばなし)ができる。これは重要(じゅうよう)なコミュニケーション力(りょく)である。

(斉藤崇(さいとうたかし)『コミュニケーション力(りょく)』岩波新書(いわなみしんしょ)より)

CHECK
Q1 この文章(ぶんしょう)で、コミュニケーション力(りょく)が高(たか)い人(ひと)とは、どんな人(ひと)ですか。
Q2 「世間話(せけんばなし)の効用(こうよう)」にはどんなものがありますか。

☞ Translation
   
コミュニケーション力(りょく)をはかる基準(きじゅん)としては、話(はな)す相手(あいて)が幅広(はばひろ)いという基準(きじゅん)も挙(あ)げることができる。
One standard given of measuring communication abilities is that one speaks to a broad range of individuals.
だれか特定(とくてい)の人間(にんげん)としか話(はな)せないとなると、コミュニケーション力(りょく)は低(ひく)い。
If one is only able to speak to a certain kind of person, their communication abilities are poor.
お母(かあ)さんとしか話(はな)すことのできない子供(こども)も、友達(ともだち)としか話(はな)せない若者(わかもの)、同年代(どうねんだい)・同性(どうせい)の仕事仲間(しごとなかま)としか話(はな)せない会社員(かいしゃいん)など、会話(かいわ)の相手(あいて)の幅(はば)が狭(せま)い人(ひと)はコミュニケーションが十分(じゅうぶん)ではない。
A child who can only speak with his or her mother, young people who can only speak with their friends, company employees who can only speak with work friends of their age or gender, and other individuals whose range of people they speak to do not have sufficient communication skills.
老若男女(ろうにゃくなんにょ)と接(せっ)する機会(きかい)が多(おお)いほど、柔軟(じゅうなん)なコミュニケーション力(りょく)が養成(ようせい)される。
The more opportunities one has to interact with people of all ages and genders, the more it helps foster flexible communication abilities.
幼児(ようじ)とはどんな話(はなし)をしたらいいのか、二十代(にじゅうだい)の女性(じょせい)とは、五十代(ごじゅうだい)の女性(じょせい)とは・・・・・といったように相手(あいて)によって話題(わだい)を変(か)えて、会話(かいわ)の糸口(いとぐち)を見(み)つけ出(だ)していくことができれば、コミュニケーション力(りょく)は相当高(そうとうたか)い。
Changing topics of discussion based on how to speak to an infant, a 20 - something woman, and a 50 - something woman and being able to find topics of discussion means that one's communication skills are quite high.

   
もちろん年齢(ねんれい)や性別(せいべつ)だけでは十分(じゅうぶん)ではない。
Age and gender are of course not enough.
相手(あいて)の置かれている社会的な状況や関心事(かんしんじ)を瞬時(しゅんじ)に察知(さっち)して、対話関係(たいわかんけい)を結(むす)ぶ。
One must also be able to converse with someone after quickly understanding their social standing and interests .
具体的(ぐたいてき)な状況(じょうきょう)としては、マンションのエレベーターで二人(ふたり)きりになった場面(ばめん)を考(かんが)えてみよう。
To give a specific example, think of being alone with someone in an apartment elevator.
五歳児(ごさいじ)と一緒(いっしょ)になったときに、「何階(なんかい)まで行(い)くの?」と聞(き)く程度(ていど)のことは普通(ふつう)だ。
It's normal to be able to at least ask a five - year- old child "what floor are you going to?"
全(まった)く一言(ひとこと)も交(か)わさずに、過(す)ごすとすれば、コミュニケーションを煩(わずら)わしく思(おも)っていると判断(はんだん)していい。
To not say a single word would make others think that you find communication to be troublesome.
「どこの幼稚園(ようちえん)に行(い)ってるの?」や「今日(きょう)「ちびまる子(こ)ちゃん」やるよね、見(み)る?」といった話題(わだい)を振(ふ)ってみることができるかどうか。
Try coming up with topics of discussion, such as "whtat kindergarten do you go to?" or "chibi maruko-chan is on today isn't it? Do you match it?".
本当(ほんとう)にうまくやれば、十秒(じゅうびょう)ほどの間(あいだ)でも多少(たしょう)とも、心(こころ)の通(かよ)い合(あ)う会話(かいわ)を交(か)わすことはできる。
If you are truly good at it, you will be able to put your heart into a conversation that only lasts ten seconds.

   
世間話(せけんばなし)の効用(こうよう)というものがある。
Small talk also has its uses.
お天気(てんき)の話(はなし)から入(はい)り、とりとめもない世間話(せけんばなし)をする。
Starting with talk about the weather and rambling on is much more comfortable.
そうすることで、お互(たが)いに素(そ)知(し)らぬふりをしているよりは、ずっと気持(きも)ちが楽(らく)になる。
Than acting like you and someone else are completely uninterested in one another.
一緒(いっしょ)の空間(くうかん)にいて、相手(あいて)がそこにいることはわかっているのに、あたかも誰(だれ)もいないかのように振(ふ)る舞(ま)い合(あ)うーーーそうした気(き)まずい空気(くうき)を過(す)ごすよりは、ずっと世間話(せけんばなし)をして、気持(きも)ちを交(か)わし合(あ)って別(わか)れる。そのほうがずっと気分がいい。
Rather than spending time in an awkward situ-ation where you act as if no one is there despite you being in the same space with them, knowing that they are there, it feels much better to use some quick small talk, commune with them an leave.

   
誰(だれ)とでもすぐに世間話(せけんばなし)ができる。
The ability to quickly make small talk with anyone.
これは重要(じゅうよう)なコミュニケーション力(りょく)である。
Is an important part of the ability to communicate.


(斉藤崇(さいとうたかし)『コミュニケーション力(りょく)』岩波新書(いわなみしんしょ)より)
(from Takashi Saito, Communication Skills, Iwanami Shinsho)


CHECK
Q1 この文章(ぶんしょう)で、コミュニケーション力(りょく)が高(たか)い人(ひと)とは、どんな人(ひと)ですか。
      In this passage, what kind of person is someone with strong communication skills?
An 相手(あいて)によって、話題(わだい)を変(か)えて、会話(かいわ)の糸口(いとぐち)を見(み)つけ出(だ)していくことができる人(ひと)。
      Someone who can change topics depending on the other person and find openings for conversation.

Q2 「世間話(せけんばなし)の効用(こうよう)」にはどんなものがありますか。
      What are the benefits of small talk?
An  互(たが)いに無関心(むかんしん)な振(ふ)りをしているより、ずっと気持(きも)ちが楽(らく)になる。
      It makes you feel much more at ease than pretending to be mutually indifferent.