40%という低い食料自給率の日本で、まだ食べられるのに賞味期限切れが近付いたという理由で返品された食品を大量に廃棄している。
在食料自給率只有%这样低的日本,仍大量丢弃明明还能食用却因接近賞味期限而被退货的食品。
消費者が賞味期限の表示の意味を理解していない、あるいは食品の鮮度にこだわりすぎることが原因で食品が売れ残ると消費者庁は考え、日付を過ぎても食べられるとPRすることや消費者の意識を改革する啓発活動を行うという。
消费者厅认为,食品滞销的原因是消费者不理解賞味期限标示的含义,或过分在意食品的新鲜度,因此将通过宣传说明即使过了标注日期也能食用,并开展改革消费者意识的启发性宣传活动。
しかし、これだけでは食品の廃棄を減らすには不十分だと私は考える。
なぜなら、いくつかの調査によれば、八割前後の人が賞味期限の正い意味や賞味期限を過ぎた食品を食べても健康上問題がないことを知っているという結果が出ているからだ。
因为若干调查显示,大约八成左右的人知道賞味期限的正确含义,并且知道即使过了賞味期限食用也不会对健康造成问题。
賞味期限切れの近づいた食品はなぜ売れ残るのか。
私の考えでは、原因は賞味期限切れの近づいたものと期限に余裕のあるものが同じ値段で売られていることにある。
我认为,原因在于临近賞味期限的商品与期限宽裕的商品以相同价格出售。
値段が同じなら、少しでも鮮度の良い、つまり賞味期限に余裕のある方を選ぶのは、食品の鮮度を気にする消費者としては当然である。
价格相同的话,作为在意食品新鲜度的消费者,选择稍微更新鲜、也就是賞味期限更宽裕的那一项是理所当然的。
一方、期限切れが近づいたものの価値を下げれば消費者は新鮮で通常の価格のものと鮮度は少し落ちるが低価格の物のどちらかを選択できるようになる。
另一方面,如果降低临近过期商品的价值(价格),消费者就能在新鲜且正常价格的商品与虽然鲜度略逊但价格较低的商品之间做出选择。
値引き販売をすれば賞味期限の近づいた食品の売れ残りは減少するのに、メーカーや小売店はそのことに消極的である。
如果进行打折销售,临近賞味期限的食品滞销会减少,但制造商和零售店对此持消极态度。
原状では、消費者の安全に配慮して期限切れ間近の物は販売せずに返品・廃棄している。
目前的状况是,为了考虑消费者的安全,临近过期的商品不予销售,而是退货并丢弃。
しかし、賞味期限を過ぎても食べられるのだから、それを販売しても何も問題はない。
然而,既然即使过了賞味期限仍然可以食用,销售这些商品并没有任何问题。
購入した食品を消費者が正しく保存・管理しなかったせいで健康に問題が生じたとしても、それは本人の責任である。
如果因为消费者没有正确保存和管理所购买的食品而导致健康出现问题,那应由本人承担责任。
また、値引きが恒常化すると低下で購入する消費者が減少し、ブランドイメージが定価するという考えもあるが、
另外,也有人认为如果打折成为常态,会导致按原价购买的消费者减少,品牌形象下降,然而、
企業の社会的責任という観点からも食品の大量廃棄を続けるのは望ましくない。
从企业的社会责任角度来看,继续大量丢弃食品也是不妥的。
原状ではメーカーや小売店は賞味期限切れの近づいた食品を売ろうという努力をせずに返品・廃棄しているが、それを購入するかどうかを消費者にゆだねれば、売れ残りは減少し、食品の廃棄も減らせるはずだ。
目前制造商和零售商不努力去销售临近賞味期限的食品,而是选择退货和丢弃;如果将是否购买由消费者决定,滞销会减少,食品丢弃也能减少。
それゆえ、消費者庁はメーカーや商売店が返品・廃棄の前に値引き販売を実施するように指導し、消費者が食品を安く購入できるようにすべきである。
因此,消费者厅应指导制造商和商家在退货、丢弃之前实施打折销售,使消费者能够以较低价格购买食品。
(熊倉和幸「賞味期限前食品の廃棄」よみトク小論文講座2010年12月読売新聞社YOMIURI ONLINEによる)
熊仓和幸「賞味期限前食品の廃棄」 读卖小论文讲座 2010年12月,读卖新闻社在线提供
賞味期限:おいしく食べられる期限を示す年月日
啓発:人が気づかないでいることを教え、知識や理解を深めること
恒常化する:いつものこと、当たり前のことになる
問題1 この文章による、賞味期限切れが近づいたという理由で食品を返品したり廃棄したりしている理由は何か。
问题1 根据本文,因接近赏味期限而退货或丢弃食品的原因是什么?
1.消費者が食品の値段の安さを重視しているから。
2.消費者が賞味期限の意味を理解していないから。
3.消費者が鮮度のより良い食品を買う傾向があるから。
4.消費者庁のPR活動が十分でないから。
問題2 値引き販売をすれば賞味期限の近づいた食品の売れ残りは減少するとあるが、どうしてそう考えられるか。
问题2 如果打折销售,临近赏味期限的食品的滞销会减少,为什么会这样认为?
1.消費者は安いものが好きだから。
2.不況のせいで物が売れないから。
3.多少古くても、安ければいいと思う人もいるから。
4.店が利益を保つために、売る食品の量を減らすから。
問題3 この文章で筆者が言いたいことは何か。
1.メーカーや店は、もっと真剣に食品の安全を考えるべきだ。
2.メーカーや店は、新しくない食品でも販売する工夫をすべきだ。
3.消費者庁は、賞味期限のルールを変えるべきだ。
4.消費者は、鮮度にこだわりすぎるのをやめるべきだ。