词汇
词汇
| 词汇 | 释义 |
|---|---|
| ~と銘打つ | ~以……命名;打着……的旗号 |
| この上もなく | 极其;无比 |
| ~尽くす | ~尽……;彻底…… |
| 眉 | 眉毛 |
| 窮屈 | 拘束;局促 |
| ちぇーっ | 啧! |
| 落書き | 涂鸦;乱画 |
| 駆け巡る | 奔走;迅速传播 |
| とらえどころのない | 难以捉摸;捉摸不定 |
| 悟る | 领悟;察觉 |
语法
语法
~つつある
正在~◎ 表示事情正在发生,朝另一种状态发展
1. このレポートが示すとあり、地球の人口は限界に近付きつつある。
正如这份报告所示,地球的人口正接近极限。
2. 会社の業績は、少しずつ改善されつつある。
公司的业绩正逐渐好转。
阅读
放課後久しぶりに、ぼくは、サッカー部の部室を訪れた。全員が集合して、夏の合宿の計画を立てていた。強化合宿と銘打っているが、僕の知る限り、このチームが、合宿によって強く生まれ変わったことはない。皆で、何が何だかわからないけど、ボールを追いかけて走り回ろうと言う意欲を持つ日々なのだ。そして、それが、この上もなく幸せなのだった。何が何だかわからない。しかし、それを解明するつもりは誰にもない。★走ること、ボールを追うこと、そして、そうすることで作り上げる空間を味わい尽くすのだ。「あれ、時田先輩、どうしたんですか、珍しい」。
後輩の安部が声を上げた。桜井先生も、どうしたのか、というように眉をあげて、僕を見た。ぼくは、初めて、この部屋を➀窮屈だと感じた。
「ちぇーっ、僕が来ちゃいけねえの?」。
皆、笑って、僕のために席を空けた。ぼくは、合宿計画を書きこんだ髪を手に取ってみた。もちろん、そこには、僕のための計画はない。けれど、僕が蹴ったボールは、いつも部室に転がっているし、僕が書いた落書きもロッカーのドアにある。
「なーんか、練習してえな。いいでしょ、先生、たまには」。
「かまわないよ。ただし、足手まといになるなよ、ずっと練習してないんだから」。
「そういうのって、強いチームの言葉でしょ」。
僕は、久しぶりにグラウンドを駆け巡った。マネージャーの女の子たちが、嬉しそうに叫んでいた。ここには心地よい物が確かに存在している、とぼくは思った。死に至る孤独も、とらえどころのないダンディズムも姿を現さない。ユニフォームは相変わらず、体に吸い付き、気持ち良い。それなのに、ぼくは、②それらをやがて失う。僕は、ここで、確かに勉強していた、と今になって思う。ここを離れることになって初めて、そのことに気づく。永遠にグラウンドを走っていたのではわからなかったであろう何かを、ぼくは確実に、体の内に残しつつある。汗が目に入って痛い。しかし、それが痛みだけではないことを、今、僕は、走りながら悟っていく。
(山田詠美『僕は勉強ができない』文春文庫より)
CHECK
Q1 「ぼく」がサッカー部の部室を窮屈だと感じたのはなぜですか。
Q2 それらとは何のことですか。