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~はともかく
不考虑~◎ 表示忽视某事或某情况
1. 値段はともかく、デザインがすごく気に入った。
价格暂且不论、我非常喜欢它的设计。
2. それはともかく、早く始めたほうがいい。
那先不提、还是早点开始比较好。
~にしても
即使是~,即使知道是~◎ 举具体事例或人物以表示也不过如此
1. 興味がないにしても、行くか行かないか、返事をしてほしい。
即使没有兴趣、也请告诉我要去还是不去。
2. 社長にしても、彼を責めているんじゃないと思う。
就算是社长、我也不认为是在责怪他。
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「どうする時田、僕は勉強ができない、なんて開き直ってる場合じゃないぞ」。桜井先生は、溜息をついて、ぼくの成績表をめくった。彼は、とても情けない表情を浮かべている。本当に心配しているようだ。僕も困っている。今頃、進学すべきか就職すべきかを迷っているのは、僕だけに違いないのだ。と、いうより誰も悩んだりしない。誰もが、当然のことのように、大学に進学するのだ。僕の高校はそういうところなのだ。「いったい、どうしたいんだ、時田は」。
ぼくは、ますます困ってしまい下を向いた。
「わかんないんです。
みなと同じに大学へ行くべきなのかなあって思うこともあるし、でも、大学で、何を勉強していいのかさっぱり・・・・・ぼくって、皆より遅れてんのかな。
高校が五年ぐらいあるといいんだけど」。
「甘ったれてるな」。
「その通りです」。
僕の言葉に桜井先生は力が抜けたようだった。ぼくは、彼が、僕のことをとても好きなのを知っている。彼は、たくさんのことを教えてくれた。サッカーや食べ物のことや、女の子のことはともかく、本を読むことや、そうだ、本だ。
「先生、ぼくは、それでは文学部に進みます」。
「・・・・・思いつきで、その場しのぎをしようったって駄目だ。女にもてそうにもない哲学者の本なんて信用できないと言っていたのは誰だ」。
「すみません」。
「なあ、時田、先生は、お前を追い詰める気はないぞ。誰だって、確信をもって進路を決めるわけじゃないんだ。だいたい、十七、十八で、そんなこと確信するのは、おこがましいよ。未来なんて誰にもわかりゃしないんだ。だけどね、時間は、いつも動いてるんだ。立ち止まってるわけにはいかないぞ。簡単なことじゃないか。大学に行くにしても、行かないにしても、準備をしなきゃいけない。失敗したって、やり直せる程度のことなんだから、早めに決めたほうが便利だぞ」。
失敗する以前の問題なのだが、と、僕は思いながら外に出た。陽ざしが熱い。遠くでサッカー部の後輩たちが柔軟体操をしている。ぼくは、もうあそこで、ボールをけることができなくなるのだ。
(山田詠美『僕は勉強ができない』文春文庫より)
CHECK
Q1 「ぼくの学校」はどんな学校ですか。
Q2 「失敗したって、やり直せること」とは、何のことですか。